仁徳天皇も納得の神戸の
天然製氷機:氷室神社

最終更新日:2021/5/02

体力づくりとダイエットのために、ほぼ毎日歩いております。

神戸市というのはおもしろい土地で、海側の散歩コースもあれば、同じような距離で山側の散歩コースもあります。

 

海側の道は、当たり前ですがお店も人も多い文明的なお散歩コースです。ほぼ平地で高低差もないので、いくら歩いたとしても、正直それほどの運動量にはなりません。

それに比べて山側の道は、お店や人も少なく、高低差のある坂や細く曲がりくねった道がいくつも接続しており、とても歩きがいがあります。

山の中に通じる道。廃屋へ通じる道。人が住んでるかどうかもあやしい古民家の並びに通じる道。寺社仏閣へ通じる道など、どこを歩いても飽きない、とってもワクワクするような散歩コースだらけです。

山の名前を地図で初めて知りました(向山)

そんななか、いつものように山の麓のあやしい道を西に向かって歩いていると、なにやら雰囲気のよさそうな神社を発見しました。

伝統と歴史の社
氷室神社

どうやらここは「氷室神社」という名前の神社のようである。

ご祭神は大国主大神、仁徳天皇、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、宇迦之御霊神(うかのみたまのかみ)様の4柱らしい。

市杵島姫命様は、平安時代に平清盛によって広島厳島神社より奉斎されたようである。そして宇迦之御霊神様は、明治8年に京都伏見稲荷大社より氷室稲荷神社として勧請されたようである。

 

氷室神社のご神徳は縁結び、厄除け、商売繁盛、入試合格、就職祈願、病気平癒、健康長寿、芸能上達、交通安全、家内安全、開運招福、出世成功、子宝安産などなど、多岐にわたるようである。

ほかにも、地鎮祭や家清め祓い、会社清め祓いなどもやっているようである。なるほど。

さすがに祭神が4柱もいると、ご神徳も多岐にわたるようである。

掲示板_画像
氷室神社の掲示板

氷室神社のご由緒

氷室神社の歴史は、仁徳天皇の時代(西暦374年頃)にまでさかのぼれるらしい。

 

昔、仁徳天皇のお兄さんの額田大中彦皇子(ぬかたのおおなかつひこのおうじ)が、ここ神戸夢野の地で狩りをしていた。

その狩りの最中、皇子は野原のなかにぽつんとたたずむ小さな庵のようなものを見つけた。後日、地元の古老にその庵について尋ねると、「あれは氷室でございます」とのことだった。

この土地の人間は、この氷室からとれる氷を使って、暑い時期になると溶かして水にして飲んだり、お酒に氷を入れて飲んだりしていたらしい。

それを聞いた額田大中彦皇子は、この氷室でとれた氷を、弟の仁徳天皇に献上して食べさせてあげることにした。献上された氷を食べた仁徳天皇は、その氷の食味にとても喜ばれたそうである。

それからというもの、冬にこの氷室からとれた氷は、保存されて、毎年暑くなるころに天皇に届けられるようになったそうである。

かわいい巫女さんがお出迎え
してくれる

境内に入ると、氷室神社の巫女さんである「氷室結ちゃん」がお出迎えをしてくれた。

やっ、これはご丁寧にどうも(挨拶)

ふむ。じつにかわいらしいのである。

人によっては賛否両論あるのかもしれないが、私個人としては、こういう趣向はキライではないのである。むしろ、どっちかというと好きなほうなのである。

境内に誰もいないより、誰かが笑顔で出迎えてくれるほうが私はうれしいのである。

氷室結ちゃん_画像
巫女さんもいろいろと大変ですねえ

御朱印帳と御朱印を
いただく

なんとなく「御朱印」というものに興味をもっていたので、御朱印をいただくための「御朱印帳」を社務所で取り扱ってないかを探してみる。

すると、御朱印帳があった。しかも千円だ。これは御朱印帳の相場と比較するとかなりお得なお値段である。これはうれしい。

なので、さっそく神社の神職さんをお呼びして、御朱印帳をいただき、さらに御朱印を書いていただく。

御朱印帳_画像
氷の意匠じゃないのがちょっとだけ残念

御朱印をいただくのはここ氷室神社が初めてなのでほかの寺社仏閣がどうなのかは知らないが、こちらの神社では、氷室神社以外にも「夢野辨天」と「氷室稲荷神社」の計3つの御朱印がいただけるらしい。

 

氷室神社は、まあ欲しいよね。だってここ氷室神社なんだし。あと、個人的には氷室稲荷神社のも、もらえるのなら欲しい。なぜなら、私は宇迦之御霊神様が好きだからである。

しかしそうなると、市杵島姫命様だけを除け者にしてしまうようで後味が悪い。

御朱印_画像
日付がちょっと歪んでるのが味わい深い

ということで、3つぜんぶ御朱印をいただくことにした。これで計 900 円の初穂料(お代のこと)となる。御朱印帳を入れると合計で 1,900 円の初穂料。明らかにお得なお値段だと思う。

う~ん、いい感じである。

はがき_画像
御朱印と一緒にいただいたはがき。かわいい

いい雰囲気の神社でした

山沿いや山中にある小さい神社は、参拝はできても、どうしてもくたびれた寂しい雰囲気の場所も多い。

住民の高齢化が進み、所得が減って心にも経済的にも余裕がなくなり、どうしても古くからある信仰というのは疎かになりがちなご時世なのであろう。

でもそんななかで、この氷室神社は、なんというか明るい雰囲気というか、人の手がしっかりと行き届いているようなお参りしていて楽しい気分になれる神社であった。

手水舎_画像
センサーで近づくと水が出る手水舎。すげえ

神社の由来である氷室も、当時のままの形とまではいかないであろうが、境内の奥にまだしっかりと残っていた。湊川神社や生田神社のような大きな敷地はなかったが、個人的には、とてもいい雰囲気の神社だったと思う。

気に入ったので、今後もお散歩がてら、ちょこちょこ参拝させていただきたい所存なのである。

山の麓の散策と寺社仏閣巡り…。集客や広告作りなんかよりぜんぜん楽しいのである。

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