絵描きの人のための
親指の腱鞘炎のセルフケア

最終更新日:2021/7/24

最近、ペンタブレットで絵を描いています。

自分で絵を描いてみてよく分かったのですが、強い筆圧で毎日絵を描いていると、ペンを持っているほうの手の親指の付け根がすぐ痛くなってきます。

いわゆる「腱鞘炎(ドケルバン病)」というやつですね。

 

ただ、この痛みのために絵を描くのを諦めるというのを少ししゃくなので、自分で効果的なセルフケアができないかどうか、少し研究してみました。

短期間の研究の結果、自分で腱鞘炎のような痛みへのセルフケアは、ある程度は可能だという結論にいたりました。

 

追記:その後の経過から、「描く線の量」と「筆圧の強さ」次第で腱鞘炎の悪化はいくらでも進んでいくことが判明しました。

腱鞘炎の一番の薬は、やっぱり刺激(負担)を減らすことですね。

アプローチの種類

整体的な指の痛みへのアプローチとしては、主に次に3つが考えられます。

 

  1. 筋肉をマッサージする。
  2. 筋膜をマッサージする。
  3. 筋筋膜を伸ばす(静的ストレッチ)。

 

結論としては、個人的には2番の「筋膜をマッサージする」のが一番のおすすめです。

ストレッチに関しては、患部の組織をダイレクトに伸ばすのはあまりおすすめしません。下手をすると、伸ばす前よりも痛んだ組織の炎症と破壊が深刻化する恐れがあります。

筋肉をマッサージする

筋肉のマッサージは、間接的な意味では、親指の背面の痛みに対しておそらく効果的です。

ただこの方法は「主」か「従」かで言えば、あくまでも「従」の方法だと思います。

 

具体的なやり方としては、外側(親指側)の肘から手首の手前までの背面から側面の部分の手の伸筋群を、反対の手の指でごりごりと弾くようにマッサージしてください。

このときの注意点としては、ちょっとの力で「イテテ!」となるポイントを見つけることと、指の痛みを感じている場所を直接刺激しないことです。

 

マッサージはこり固まった筋肉を柔らかくするには効果的な手法です。

しかし、筋肉の先の部分の「腱」に対しては、あまり効果的なアプローチ方法とは言えません。

 

親指の付け根の痛い部分をごりごりとマッサージしていると、下手をすると腱鞘炎の炎症と痛みが悪化する可能性すらあるでしょう。

筋膜をマッサージする

指の痛みがでている患部に対して、もっとも効果的な整体的なアプローチだと思います。

まずこの方法の利点は、腱鞘炎の炎症と組織の破壊をさらに悪化させる可能性がほぼ確実にないということです。

 

もし効果がなかったとしても悪化する可能性もほぼゼロですので、実質的に「やり得」です。

ぜひ試してみることをおすすめしたいですね。

 

ちなみに、私の指の腱鞘炎の痛みに対して直接的にもっとも効果があったのはこの方法です。

理想的には患部の筋膜をマッサージしつつ肘から手首までの指の伸筋群の筋肉をマッサージするのがベストだと思います。

 

ただこれを全部やると、けっこう時間も労力もかかってめんどくさいと思います。

めんどくさい場合は、患部の筋膜マッサージだけでも、うまく組織を捉えられれば、そこそこの効果が期待できるように思います。

 

具体的な筋膜マッサージの方法は、「スキンローリング」とも呼ばれる「皮膚の摘み揉み」です。

筋肉の上にある皮膚をつまみ上げて、そのまま指でその皮膚をころころと捏ねるように動かしてやると、浅筋膜と呼ばれる組織をマッサージすることができます。

 

力はいりません。つねる必要もありません。

猫のうなじを掴み上げるような塩梅で患部の皮膚をつまみ上げて、そのままコロコロと動かしながら「ゴリゴリして硬くて痛い線のようなもの」を見つけてください。

 

そのゴリゴリした線を力を入れずに適当にころころとマッサージしていると、伸ばすと痛みが走るのはあまり変わりませんが、少なくとも日々悪化していくという感覚からは解放されるように思います。

ストレッチをする

最初にもちょっと書きましたが、指の腱鞘炎の場合は、組織をぐい~っと伸ばす刺激であるストレッチは、逆効果になる可能性が高いです。

 

私としては、絵を描いていて親指の付け根が痛くなった場合のストレッチは、まったくおすすめしません。

ただ、親指の背面以外の手首全般に関しては、筋肉のマッサージ後に全体的にストレッチを入れるのは、患部の組織の回復のためにも効果的な措置だとは思います。

 

繰り返しますが、私個人としては、腱鞘炎の痛みに対して患部のストレッチはまったくおすすめしません。

どうぞ誤解のなきようにお願いいたします。

今回のお話のまとめ

それでは最後に、今回の失敗談のまとめをさせていただきます。

  • 絵を描いていて出てきた親指の付け根の痛みは、うまくできれば筋膜マッサージである程度はセルフケアできる可能性が高い。
  • 追記:セルフケアよりもいかに指や手首の負担を減らしながら描くかを考えたほうがはるかに建設的。

以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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